古代米は栄養の宝庫│ダイエットや美容にも効果が期待できる

古代米の種類や栄養価についてまとめています。

スーパーのお米売り場に白米だけではなく、様々な穀物が売られているのを見かけたことがあるのではないでしょうか。
健康志向のお店では、玄米や、雑穀米が混ざったご飯を販売しています。
古代米も栄養価が高く、美容にもいいと言われていて、近年人気が高まっています。

ですが、「そもそも古代米とは?」「本当に美味しい?」と疑問に思っている方も多いかと思います。
そこでここでは、古代米の種類や栄養価についてまとめています。
古代米がどんなものなのか詳しく知りたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

1.古代米とは

古代米は、古代から栽培している、野生種の形質を残したイネ科の穀物のことです。
荒地でも栽培が可能で、冷害や干ばつにも負けない生命力を持っています。
ですが、改良を重ねられ、育て易くなった現在のお米と違って、実が落ちやすく収穫量が少ない、栽培期間が長い、背丈が高く稲が倒れやすいなどの理由から、
現在では栽培する農家さんが少なく、貴重な存在です。
そのため価格は通常のお米に比べて、2~3倍と少し高価になってしまう傾向にあります。

古代米は、ぬか(表皮と胚芽)の部分の色素によって種類が分けられ、栄養素や効能にも差があります。
共通の特徴としてはミネラルや食物繊維が豊富、稲穂にのぎと呼ばれる針のようなものをもつこと、生命力が極めて強いということがあげられます。

2.古代米の種類

黒米

表皮の部分にアントシアニン系の紫黒色の色素を持っています。
古代米の中でも特に栄養価が高く、健康に良いといわれています。
滋養強壮作用があるとされていて、現在でも中国では薬膳料理の定番になっています。

ぬか(表皮と胚芽)に含まれるアントシアニンは、活性酸素を除去する作用があるため、体の老化を防いでくれます。
ヒアルロン酸やコラーゲンなどを壊す酵素の働きを抑制させる効果もあるため、美肌効果も期待できます。
また、血管を保護する働きがあるので動脈硬化予防にもなります。
黒米はもち米で消化もよいので、食欲がないときや消化機能が落ちているときにも、体に負担をかけずに必要な栄養素がとれるのも嬉しいポイント。
健康に欠かせないビタミンや、女性に不足しがちな鉄分、カルシウムなどの栄養素も多く含まれていて、まさに栄養の宝庫といえる古代米です。

赤米

赤米は種皮と果皮の部分に、タンニン系の赤色の色素を含んでいます。
タンニンの効能は、血圧を下げる、抗アレルギー、抗炎症、メラニン色素の抑制などです。

また、脂肪の燃焼を促進させる効果があり、ダイエットの強い味方です。
野生種はほとんどが赤米なので、私たちが日々食べている白米の原点ともいえる存在です。タンニンは独特の渋みがあり、粘り気が少ないのが特徴です。
カレーやパエリア、チャーハンにすると渋みが分かりづらく、パサパサするという特徴をうまく使うことができます。

緑米

葉緑素が多く含まれている、見た目が緑色のもち米です。
古代米の中でも、特に生産量が少なく、”幻のお米”と言われています。

緑米のみ、他の古代米にないクロロフィルというコレステロールを下げる働きがある成分が含有されています。
他にも、精神安定や整腸作用があるので、心身ともに健康になれるお米といえます。
亜鉛やマグネシウムも豊富に含まれていることから、造血作用や貧血予防、血液の浄化作用が期待できます。

3.ダイエット効果

古代米はダイエット効果があるとして、人気が高まっていますが、白米や玄米とカロリーはそれほど変わりません。
お茶碗一杯分(150g)のカロリーはそれぞれ以下の通りです。。

  • 白米 252kcal
  • 黒米 252kcal
  • 玄米 248kcal

このように実際カロリーにはほとんど差がありません。
それでもダイエット効果があるといわれているのは、古代前は白米に比べて食物繊維が豊富だからです。
食物繊維を多く摂取すると、腸の動きが活発になります。すると基礎代謝が上がったり、便秘が解消されたりと、まさに良いことだらけ。
腸内環境を整えるというのは健康で美しい体づくりには欠かせません。

また、古代米は食感がしっかりしているので、よく噛んで食べるようになります。
すると満腹中枢が早い段階で刺激されて、食べすぎ防止に繋がることから、摂取カロリーが抑えられます。
これが、古代米はダイエットに良いと言われる所以です。

4.まとめ

基本的に古代米は玄米のまま、他の種類の玄米や白米と混ぜて炊き上げます。
ですが、独特な食感や香りを持つものもあり、苦手に感じる人もいらっしゃるかと思います。
その場合は、スプーン1さじくらいの少量を混ぜることから始めましょう。1種だけではなく数種類の古代米を混ぜると、それぞれの良さを1度に取り入れられるのでおすすめです。

03農苑では、誰もが食べなれた白米から、希少な古代米まで、完全無農薬にこだわって栽培、販売をしています。
古代米は基本的に表皮と胚芽の部分も食べる為、無農薬のものを選ぶというのはとても大切なことなのです。
古代米の代表格の「黒米」をはじめ希少な緑米の販売も行っています。古代米に興味がある方はぜひお問い合わせください。