お米は品種によって味や食感が変化│03農苑の扱うお米を解説

お米の種類やそれぞれの特徴について詳しく説明します。

スーパーに並ぶたくさんのお米を前にして、「どれを選んだらいいのかわからない…」と頭を抱えた経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんな方にぜひ一度食べていただきたいのが、「ミルキークイーン」や「古代米」、そして「いのちの壱」です。お米は見た目こそどれも同じように見えますが、品種によって味、香り、食感などは全く違うということを実感していただけると思います。

当コラムでは、具体的にミルキークイーンと古代米、いのちの壱について解説していきます。

1.ミルキークイーン

1-1.ミルキークイーンの歴史

農林水産省は1985年から6年間、「スーパーライス計画」という企画で、美味しく、病気に強く、栽培しやすいお米を作ることを考えました。その時いくつもの新しいお米が新たに誕生しましたが、その中にコシヒカリから生み出された「ミルキークイーン」がありました。つまり、ミルキークイーンが生まれたのは1990年頃になります。

1-2.ミルキークイーンの特徴

・ふっくらと炊きあがり、もちもち感があって柔らかい
ミルキークイーンが今までにないお米として注目されているのは、もちもち感が非常に高いということです。もち米かと思うほどにふっくら柔らかく、粘り気があります。

ふっくら感で比較すると、「米の王様」とも言われるコシヒカリ以上と評価する人も多いです。そのまま食べても美味しいだけでなく、他のお米に混ぜると食感が良くなるため、物足りなさをカバーできるだけでなく、とても美味しく感じられます。また炊き込みご飯にすれば、まるでおこわのような味わいが楽しめます。

さらに、ミルキークイーンは光沢の良さでも優れているので、輝くような見た目が食欲をそそります。

・冷めても美味しいのでお弁当やおにぎりにも適している
ミルキークイーンがモチモチしているのは、お米に含まれている「アミロース」というでんぷん成分の量が特殊なためです。普通のお米は冷めるとパサパサになる傾向がありますが、ミルキークイーンは冷めても弾力があって、美味しくいただけます。お弁当やおにぎりをもっと美味しく食べたいという方は、ぜひミルキークイーンをご利用ください。

ミルキークイーンについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下のページもご覧ください。
https://www.03-nouen.net/contents/category/milky-queen/

2.古代米

2-1.古代米の歴史

古代米にはいくつかの種類がありますが、たんぱく質やミネラル分が多いので、健康効果を考える人におすすめしたいお米です。

古代の稲にあった特徴を引き継いでいることから、古代米という呼び名がついています。荒地でもしっかり育ち、干ばつや冷害にも強い品種が多いです。しかし、米作り自体は楽というわけではなく、育てる側としての手間暇はかかりますから、農家では一生懸命美味しい古代米を育てています。

2-2.古代米の種類

・赤米

赤米はタンニンを多く含んだ古代米で、ミネラル、各種ビタミンが豊富です。白米10に対して1くらいの割合での炊飯をおすすめしています。赤い色が美しい特徴があるので、色合いと味を見て2~3割くらいで楽しむ方も多いようです。

・紅米

赤米の一種なので炊き方は上記の赤米と同様です。ビタミンB1やE、カルシウム、食物繊維、カリウムなどが通常のお米の数倍もありますから、鮮やかな色合いを楽しみつつ、健康的に食事ができる特徴があります。

・黒米

古来、薬膳として親しまれてきた種類の古代米です。お米の状態では黒っぽいですが、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれていますから、炊飯するとうっすら紫色のご飯になります。

アントシアニンの他にも胃腸にやさしく造血作用もある必須アミノ酸や、アンチエイジングに役立つビタミンE、脚気(かっけ)防止効果があり疲れにくい体をつくるビタミンB1なども豊富です。

炊き方はやはり白米10に対して1の割合で、味や色どり、食感などを見ながらお好みで2、3割程度まで増やしても美味しくいただけます。

・香米

独特の良い香りが特徴の古代米です。その香りは枝豆や小豆に例えられることもあり、炊飯中に香ばしい湯気が漂ってくるだけでも食欲がそそられます。普通のお米に3~7%程度混ぜて炊き込み、お好みで量を調整してください。

・緑米

緑米はもち米の一種なので、お好みで白米に入れて炊いても良いですし、餅として搗く(つく)と非常にコシが強く一般的な餅より明らかに伸びます。全国的にみて生産量が少ない貴重なお米です。

健康面では、血液中のコレステロールを下げるクロロフィル、血栓を予防するマグネシウム、代謝を良くして美容効果が得られる亜鉛などが豊富です。

古代米について詳しく知りたい方は、ぜひ以下のページもご覧ください。
https://www.03-nouen.net/contents/category/ancient-rice/

3.いのちの壱

いのちの壱(龍の瞳)は、2000年にコシヒカリの田んぼの中から突然変異で生まれた品種です。一粒一粒が通常より1.5倍ほどの大きさがあり、味や食感も絶品で、全国米 食味分析鑑定コンクール総合部門金賞を受賞するという輝かしい実績を持ちます。

香りや甘味が強く、「お米を食べている」という実感をしっかり得られるため、これまで長く白米を食べてきた日本人にこそ食べてほしい品種といえます。

いのちの壱について詳しく知りたい方は、ぜひ以下のページもご覧ください。
https://www.03-nouen.net/contents/category/product/

4.まとめ

ミルキークイーンと古代米について簡単に解説しました。

茨城でお米作りをしている03農苑は、化学肥料を一切使用せず、無農薬栽培を徹底しています。

ミルキークイーンや、古代米はもちろん、いのちの壱、もち米など、ミネラル豊富な久慈川の水を使って心を込めて栽培していますのでぜひお試しください。全国への発送もしております。

安全でおいしいお米をお探しの方は、ぜひ03農苑をご利用ください。